奈良・鎌倉 大仏百科
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大仏の比較

奈良の大仏と鎌倉の大仏を比較してみましょう。大きさや重さはどのくらい違うのでしょうか。その他にも様々な違いがあります。どんな違いがあるのかさっそく見ていきましょう。知らなかったこともきっとあるはずです。

大仏の大きさの違い

奈良の大仏

奈良の大仏と鎌倉の大仏では、どちらが大きいのか一番比較される話題でしょう。答えは奈良の大仏の方が大きいのです。どのくらいの大きさでどれくらい重いのでしょうか。

大きさを比較してみよう

・ 奈良の大仏
像高14.98m、台座3.05m、台座約130t、下から見上げたときの高さ18m、重さ約250t

・ 鎌倉の大仏
像高11.3m、台座2.05m、台座を含む高さ13.35m、重さ約124t

高さを比べると圧倒的に奈良の大仏の方が大きいのですが、重さも注目してみましょう。かなりの差があります。鎌倉の大仏の中が全部空洞になっているせいでしょうか。それとも小さいせいでしょうか。これだけの重さの差があるのです。もちろん奈良の大仏よりもはるかに大きい大仏はありますが、有名な大仏でここまで大きいのは目をみはるものがあります。

大仏殿の有無

東大寺大仏殿

東大寺にある奈良の大仏には巨大な大仏殿があります。木造建築としては世界最大級を誇ります。現在の鎌倉の大仏には大仏殿がなく、大空の下で開放的になっていますが、かつては鎌倉の大仏にも大仏殿がありました。度重なる大風や大波によって何度も流され、再建されないまま今日まで至っています。

大きさを比較してみよう

・ 奈良の大仏殿
高さ46.1m、幅57m、奥行き50.5m(当初の大仏殿の幅86.1m)

・ 鎌倉の大仏殿
高さ40m、幅44m、奥行き42.5m

東大寺の大仏殿は、造られた当初は幅が86.1mもあり、現在よりもはるかに巨大なものでした。鎌倉の大仏殿は研究の結果であり、何度か調べているうちに大きさの結果も変わってきています。今後、この大きさは変わる可能性がありますが、恐らく再建されることはないでしょう。

大仏完成までの年月の違い

今から大昔に、これほど巨大な大仏を造るのにどれくらいの年月が費やされたのでしょうか。また、それに関わった人の数はどれくらいだったのでしょうか。

奈良の
大仏の建造期間

奈良の大仏の鋳造には、原型を造るのに1年2ヶ月、銅の流し込みに3年、補鋳と仕上げに5年、金を塗るのに5年、光背(後光を表わす仏像の背後にある飾り)造りに8年、大仏殿の建造に4年、のべ260万人の人が28年もの長期間に渡って作り上げました。

国をあげての大事業だったのです。これだけの長い間を大仏造りに励み、盛大な開眼供養会も開かれましたが、建造当初のものが現在まで残っているのはほんの一部分でしかありません。それはまた別ページでとりあげていきましょう。

鎌倉の
大仏の建造期間

鎌倉の大仏が、どれだけの期間でどれだけの人数で造られたのか、ハッキリしていません。奈良の大仏よりも規模は小さいといえ、これだけ有名な大仏が造られたのがいつなのかハッキリしないのも珍しい例でしょう。

分かっていることは、鎌倉幕府の第三執権である、北条泰時の晩年に造りはじめられたということです。しかしこのとき造られた大仏は現在と違い木造のもので、造られてからわずか9年後に現在の青銅製のものに作りかえられていると言われています。

こうしてできてから9年後に作りかえられていると言われているのに、造られた時代がいつなのかハッキリしていないのもおかしな話ですね。

阿弥陀如来と盧舎那仏(るしゃなぶつ)

阿弥陀如来

奈良の大仏と鎌倉の大仏、結んでいる印が違うことにお気づきでしょうか。これは禅定印といい、仏様の種類で手の形が違ってきます。両者の手の形が違うということは、仏様の種類が違うということですね。鎌倉の大仏は阿弥陀如来で、銅造阿弥陀如来挫像と言います。鎌倉の大仏が置かれている高徳院の本尊になります。一方奈良の大仏ですが、盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)といい、阿弥陀如来とは別なもので、華厳経の仏様になります。

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